去年の#6、今年の#6。

2023年06月04日

>中途半端にネタの神様が降りてくるとこういう時困る…

 背番号の引継ぎはさながら歌舞伎役者や落語家などの襲名に似ている。

 例えば長寿番組である笑点の大喜利の司会を務めた5代目の三遊亭圓楽は星の王子様のニックネームで有名で人情噺を得意とした。一方で、その後を継いだ6代目の三遊亭圓楽はTVでは腹黒キャラのイメージが強いが、何かと壁のある落語界において橋渡し役を買って出た。博多天神落語まつりのプロデュースは有名で、訃報の際には「あの人なら落語界を“統一”できたかも…」と惜しむ声は多かった。

 先代のイメージとの戦いでもあり、自分がそれをいかに超えるか?という意味だけでなく、
 自分らしさを背番号に載せる難しさややりがいを感じる、と言い換えてもいいかもしれない。

 で、昨日の柏戦は去年の#6と今年の#6が相まみえた。

 あまりに馬鹿試合のインパクトが強すぎたせいで陰に隠れがちだったが、
 今年の#6である桐耶が昨日は実は一番安定したプレーぶりを見せていたのではなかろうか。

〇成長著しい札幌の22歳MF中村桐耶「先発は初めて」のボランチで指揮官絶賛

 “プロの眼”がきちんと桐耶を見ていた。桐耶だけで記事1本作れるくらいにまで成長しているのがうれしいね。実際、後半カウンター食らってフロートに必死に食らいついて粘った守備で1点モノのピンチを防いだ時には「あれ、福森だったら振り切られてやられてたな…」と素直に思ったし、興梠との競り合いから学んだことが活きているなとも思った。

 高嶺が得意としていた中長距離のフィードもできるようになっていた。ピッチを広く使うミシャ式には欠かせないスキル。言い方悪いけど、#6がサマになってきたというか…。走力や足の速さは福森に勝るし必要なスキルを体得して元々の自分の長所を生かすことで桐耶なりの#6のスタイルは徐々にできつつあるのかな、と。

 桐耶に関してはこのブログでも幾度か触れてきたが、
 桐耶自身もクラブ側も我慢強く頑張ってきたからこそ今があると思っていて。
 何て言うんだろう、そういう我慢ができる、許されるのがコンサじゃないかなあ、と。

 これが例えば浦和とかだったらサブに入るのも大変で出番があるかどうかもわからんからJ2に即レンタルで修業に出すみたいなことになるし、コンサだって今シーズンは井川を岡山に出すとかそのサイクルが早くなっているのも同時に感じているんだけど、じっくり育てるコンサの我慢強さが桐耶がやっとここまで来たんだなと思わせるものがある。

 もっとも、ここからが大変。爪痕を残すのはスタートに過ぎず、スタメンを奪いに行かなきゃならない。福森あたりが直接的なライバルとなるが、そことの競争に勝っていかなきゃならない。福森もオフに個人トレーナーを雇って“走り方改革”に着手したと聞くし、ポジションを譲る気はさらさらない。

 今年の#6がどういう色を見せてくれるか。
 それを楽しみにできるのもサポ冥利というもの。

 しっかし、ネタのきっかけはできたがオチが一向に思いつかんのはどうしたもんか…。


post by フラッ太

23:50

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