ミシャとケン・ティレル。

2023年04月17日

>菅野ってJ1優勝の正GKなんだよな…

 タイトルでピンときた方はオッサン確定ってことで(笑)。

 さて、アウェイ浦和戦。終わってみれば貫禄負け、完敗。興梠にPK決められるとか浦和との“腐れ縁”は切れるどころか強くなる一方だなと苦笑いしていたところに見つけた真栄パパさんの記事。コメントだと長くなりそうなのでエントリーを立てた次第。

 Jリーグにおいてミシャの功績は今さら語るまでもない。

 選手育成に関しては広島、浦和、コンサを経て手腕はなお健在。武蔵もコンサから海外に旅立っていったし。チームを成長させる監督という意味でも名伯楽の域。このブログでナメック星の最長老に喩えてしまうのもそのせい。エディ・タウンゼントかケン・ティレルおじさんかってなもんである(←喩えがマニアックだw)。

 ただ、優秀な監督=強い監督とは必ずしもならなかったりする。
 特にミシャはチームを勝たせるという意味で“強い監督”という評価には恐らくならない。

 ミシャにないもの、未だ得られていない強さの証明。それは言うまでもなくタイトル。

 厳密に言えば浦和での監督就任時にルヴァン杯を制しているが、それが強さの証明にならないのは浦和はタイトルを獲るのが当たり前なクラブだから。今シーズンは出だしで大きく躓いた柏を率いるネルシーニョ。彼もまた名伯楽と言っていいと思うが、彼はJ1昇格後即J1優勝という離れ業をやってのけている。これもまたミシャが強い監督としてはどうかという評価になってしまう一因でもあるだろう。極端な例ではあるが、J1を制することはそれだけ重いということ。

 …とまあ、堅いテイストはここまでにして。

 なんでわざわざケン・ティレルおじさんを引っ張ってきたかというと、ミシャって個人の能力を見極める眼力を持つというだけでなく、新しいものを積極的に取り入れているから。そして両者共に「この爺さん、ホントこれが好きなんだなあ…」っていう喜怒哀楽、愛嬌があるんだよね。

 そっち方面のオールドファンなら6輪のP34とかアンヘドラルウイングとかでピンとくるだろうけど、今ミシャが取り組んでる戦術って“世界基準では当たり前なこと”を目指してるんだと思う。ゾーンで守備して勝って面白いか?ってのもあるかもしれんけど、それ以上に勝ちたいのが他ならぬミシャ。そのためにトレンドを追いかけて取り入れているんだと思う。

 サッカーの戦術って将棋の定跡と似たところがあって、進化→研究→陳腐化→新手発見というサイクルがどんどん速くなっている。レギュレーションの僅かな穴を衝いてライバルを出し抜くって意味ではF1に近い、とも言える。そういう骨の折れることをシビアな監督稼業を続けながらってんだから相当な情熱がなきゃここまで持たないでしょ。

 あくまで妄想だけど、浦和戦で言えば桐耶がレッドをもらったこと自体には目くじらを立ててはいないと思う。倒してしまったのは良くないことだけどファイトしたことに対しては怒らない、むしろ途中でやめてしまっていたら「なぜやり切らなかった?」と詰問するんじゃないかな。

 ともあれ、今年はタイトル欲しいね。

 流石にJ1優勝は非現実的だからまずはルヴァン杯を目指すことになるだろうけど、
 浦和では獲るのが当たり前でもコンサにとっては“偉業”になりうるから。


post by フラッ太

20:10

コンサについて コメント(2)

この記事に対するコメント一覧

蹴球素人

Re:ミシャとケン・ティレル。

2023-04-19 20:58

ミシャは、あの年齢で丸く(保守的)ならないところが何とも傾奇者です。 ふたりは信長(アニメじゃないよ) 野心的な新技術(戦術)を導入するも、他のチームが採用してチャンピョンを取る。切ないです。 オシムはカップ戦2連覇がありますが、棋聖か竜王かと言われると微妙ですよね。ミシャにオシム越えをしてほしいですが、ザルっぽいのと20点ストライカーがいないのが弱点です。20点なら得点王候補ですが、戦闘能力証明書付きなら1億かかりますね。最後はお金かぁ。

フラッ太

蹴球素人さんへ

2023-04-23 19:23

>野心的な新技術(戦術)を導入するも、他のチームが採用してチャンピョンを取る。   “天下餅”をなかなか自分自身で食えないというのも共通してますなあw。 自分とこで活躍する選手(ドライバー)を温かい目で見守るのも。 ザルっぽいのはもうある意味諦めてます。 せめてジェイくらいの点取り屋が欲しいところですが、 そのジェイも負け試合では文句たらたらのツイート連発。 難しいもんです(苦笑)。

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