2022年03月31日
コンサ戦術「オールコートマンマーク戦術」については、
このサポーターズブログ・2020.11.05[〜進化〜新戦術考察〜②マンマーク]で、誕生〜現代の推移、概要、具体的ポイント、コンサ例を、詳細に掲載しています。
関心お持ちの方は、一読頂けるとご参考になると思います。
〜[この記事]は、Google検索「サッカーマンマーク戦術」で、検索14位(番目)付近にアップ可能です。そちらからも簡便です。
昨日、J2・横浜FC勝利で、彼の四方田監督が導入した「オールコートマンマーク」を全開し、開幕7試合敗戦無し・6勝1分0敗、首位継続を実現しています。凄いことですね。
コンサで、同戦術導入には今年5月で丸2年となりますが、周知定着には1年近くを要した過程を、
四方田横浜FCは、1月開始から僅か2ヵ月で「形」とし、ミシャイズムの<実戦を強化機会>として更なる完全形・完成形を図っています。
しかし、コンサ型と横浜FC型にも、戦術上の相違点も見えました。
四方田・横浜FCの「オールコートマンマーク」トライは、現在のコンサ戦術実践での検討・考察に、貴重な「活きた材料」となりますね。両チーム、それぞれが、互いに多様にトライし、その内容を材料とし合う事も、素敵な事です!
では、横浜FC型の点検です。
①チーム全体でハイプレスを掛けたスタイルは、コンサと同型。
②プレスのチェック・チャージ強度〜スピードと強さは、合格レベル選手は僅かで、多くの選手は未だ弱く遅いもので、今後の横浜FC課題。それでも、コンサの様に、<相手ビルドアップ完全封止までに到達>はしていなくても、<試合中4〜5回ボール奪取のハイプレス成功〜ショートカウンターで決定機・得点奪取を成功>させています。J2でも、威力発揮!
③大きな戦術上の相違点が、[オールコートマンマーク戦術発動タイミング]=[戦術発動し<ボール奪取の高さ>]です。
・コンサは、相手陣深くゴール寸前の[ビルドアップ開始局面]を戦術発動タイミングとしますが、
・横浜FCは、
a.相手M'3rdの相手陣センターライン内側の[ビルドアップ2列目局面]を戦術発動タイミングとする。
b.相手陣深くに押し込み、そこで横浜ボールデッド・相手ボール回収から相手ビルドアップ開始局面はそこで戦術発動と、
<局面毎の2段階方式>としています。
コンサも、戦術発動タイミングやボール位置、局面による、[戦術発動のオンオフ]が問題視され、未だ結論は出ていないものですが、
☆横浜FCの方式は、コンサも検討に値する、システマティック手法です。
その欠点は、相手陣深くからの、初期段階ビルドアップをフリーにする=時間と余裕を持ち精度の高いパスを許す、事ですが、ロングパスなら、予想ポジションにチャージ・チェック・回収選手を用意し、ロングカウンターを止め続ける守備・対策を、ショートパスなら、戦術発動タイミングの[ビルドアップ2列目局面]で阻止出来る守備対策を用意出来、大きな欠陥は見当たりませんし、横浜FC実戦でも、発生していません。
逆に、大きなメリットで、横浜FCが新戦術導入を驚異的な早さで可能とした理由にもなった、
[選手の運動量の大幅カット・減少⇒戦術持続時間大幅延長]です。それは、コンサ式だと、[戦術必須の相手陣深くまでスプリント侵入の走量と負荷]が、相手ビルドアップ2列目付近に待機で、自攻勢で相手陣深くまで侵入した局面で、ボールロストにゲーゲンプレッシング・即時奪回に限定され、選手の総運動量・スピードスプリントの負荷が大きく減少し、そんなハードトレーニングも未実施だった選手も、可能な走量とフィジカル負荷に収まった、との内容です。
コンサで、同戦術導入の苦労と問題点を熟知していた四方田監督ならではの「応用編・工夫対策」と考えています。
この様に、オールコートマンマークプレス戦術・マンマーク型ハイプレス戦術は、コンサと横浜FCの2チームのみが現状ですが、現代・Jリーグサッカーの最大潮流が、
①フォアチェック・ハイプレス全盛も、ボール奪取位置と守備ライン位置、チェック・チャージ強度で、チーム毎に特徴・バラツキとなり、戦術効果・得点獲得とリスク・失点直結、チーム戦績を左右の状態となっています。
ボール奪取位置J1順は、(大体⁇)
最高位・ビルドアップ開始〜コンサ・横浜FM・福岡・鹿島
ミドル・ビルドアップ2列目〜浦和・柏・湘南・名古屋・京都・G大阪・C大阪・鳥栖
下位・センターライン前後〜清水・磐田・神戸・広島
②マンマーク戦術以外のチームは[ゾーンディフェンス]ですが、実は、[マンマークディフェンス]を随所に使用する【ゾーン・マンマーク混合型】が大半・大勢。
これは[エリアカバーはゾーン守備]・[局面と球際はマンマークプレッシング]が使い分けられている、との実戦実例の内容です。
本来、高能力・キー選手のパフォーマンス発揮を阻止するプレーはチャージしか有りません。
それを、単独でやるか、複数でやるかで、チャージ・チェックの成功率が上下しますが、[数的優位]は、チャージ力の強度を上げる手段で、エリアカバーとは無関係で、ゾーンでも、マンマークでも、発生するプレーです。
その際、チャージをより素早く、即時を追求すると、自動的にマンマークの[フルタイムカバー]は当然の帰結ですね。実際、
セットプレー時に、マンマークで[人に付く]守備スタイルは、
一瞬もフリータイムを許さず、その選手が得点に絡む事を阻止する狙いで、多数チームが過去より実践継続しています。
更に近時、高能力・キー選手に、フルタイムマンマークを付ける「特定選手限定マンマーク」は、
ゾーン守備チームも常用し、それが、複数選手となるケースも、しばしば発生しています。
そんな[局面と球際]でのマンマークは、「ゾーン守備」と併存しているのが、実体です。
そもそも、ゾーンディフェンスは、チームの選手保有事情とそのための戦術選択から産まれた守備戦術です。
日本のサッカー戦術変遷は、画期的内容では、
・初期個々選手能力主体戦術ー選手の能力と判断により守備・突破・打開・得点獲得
⇒・パスサッカー
⇒・オシム・ムービングフットボールー高い走力でポジションに配置し組織突破
⇒・ポゼッションフットボール ・ポジショナルフットボール
⇒・パスサッカー ・トータルフットボール
⇒・ゾーン+ラインディフェンス
⇒・堅守速攻戦術 ・混合型ゾーンディフェンス ・マンマークディフェンス
ゾーン・ハイプレス マンマークハイプレス
大半リーグチーム コンサ
と推移し、現在の3パターンに分離されています。
一番簡単・基本形の堅守速攻戦術は、
ゾーンディフェンスを自陣布陣したブロック守備と、自陣ボール奪取からロングカウンタースタイルで、
コンサでも、チーム創設以来の伝統戦術でした。
この戦術には、普通レベル選手が連携カバーの密集堅陣を組んでも、高い安定性で相手攻撃を阻止し、自陣で守り抜き、ボール奪取した瞬間、最前線の相手守備やその裏へのロングボールで[陣地挽回]し、そのまま、少ない攻撃選手で得点奪取を狙う、スタイルとして、
ロングやミドルパス能力選手と、最前線ストライカーが居れば、堅守速攻戦術として成功・成立し、選手保有戦略としても、多数の普通能力選手に、僅かのパス能力選手とストライカーとの組み合わせは、総選手年俸も効率的で、弱小チームも可能となったものでした。
創設期 バルデス+後藤・ウーゴマラドーナ
岡田昇格期 エメルソン+アウミール・野々村
岡田継続期 フッキ+砂川・芳賀
J2 ダヴィ+クライトン・砂川
同 キリノ+ダニルソン・上里
柳下-三浦-石崎 の3監督で、
堅守速攻戦術からパス・ポゼッション・ゾーンサッカーに導入転換との歴史で、
四方田監督ーミシャのポジショナル・ミシャ戦術ーオールコートマンマーク戦術との系譜でしょう。
余談的内容ですが、
世界は、WEFAランキング10のフォーメーションは、
4-2-3-1、 4-1-2-3、 3-4-2-1 4-4-2
1位バイエルン 2位マンC 4位チェルシー 8位ユベントス
3位リバプール 9位マンU
5位Rマドリード
6位パリサンジェルマン
7位バルセロナ
3-1-4-2
10位Aマドリード
と、極端にまで[4-1-2-3]型ポジショナルフットボールが隆盛、との現状です。
日本代表が、同フォーメーション採用し、中盤の3ボランチ・アンカー+2インサイドハーフで、中盤守備を強化とポジション流動化型パスサッカーで、エリアフルカバーの4バックの守備と、3トップFWと、守備陣と前線で食い違うスタイルを中盤の守備と攻撃繋ぎで、辛うじて繋ぐ形を構築している実例があります。
そのため、この中盤は、遠藤・田中碧・守田の3選手のみで成立し、それ以外選手を起用した途端、破綻を来すギリギリ体制です。前ベトナム戦で、原口・柴崎は不能と実戦証明されたもので、高等で、成功には大きなハードルや困難を伴う、難しい戦術です。
Jリーグでも、横浜FMの成功から、これから導入・流行化が予想されるスタイルですが、優秀選手の保有と、名監督による最高指導、成功までの時間・日数、が条件で、どれかが不足のチームの導入は、酷い破綻が待っている、条件を持つチームのみ可能スタイルです。
直近の戦術・スタイル動静・動向を、点検してみました。
✳︎コンサは、小柏と期限付き移籍制限の興梠を除き、ホントに絶好調で次戦対戦を迎えますね。
調子の良さは、選手のスタメンとベンチ入りの競争激化に直結し、チーム力を最高値・レベルに押し上げています。今なら、どんなチームも、コンサの威力に組み伏されます!
サポーター全力で、そのプレーにエネルギー注入し、爆発を掴み取りましょう。
✳︎コンサは、第一次ウィンドー最終締切に間に合わせる形で、GK松原の復帰完全移籍を実現。
阿波加流出で、4枠目が消滅したGK枠を、コンサ出身者で最速加入可能状態だった松原獲得を選択したものですね。4番GKで待機ポジションですが、札幌帰還しクラブへ貢献のため、お帰りなさいですね。
プロフィール
中学高校サッカー経験〜DF。リーグ発足前からサポーター歴を始め、96年札幌居住で、監督・選手と近所付き合いから、コンサドーレサポーターに定着。札幌在住10年はホーム戦、その後、東京~さいたま市へ移住後はアウェーと、時々のホーム戦参戦。 本ブログは、戦略・戦術をテーマ。 より深く、より正しい理解とその上でのサポート実践を、全サポーターの皆様と共に追求するものです。
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