月曜日の道新【記者の視点】

2008年12月10日

今週の月曜日、道新の朝刊にあった、【記者の視点】
って、コーナー、、、
PCで見れるか??と思ったら、無理だったので、、、
自分で文章を起こしました。。

読めなかった方、、、ご覧下さい



記者の視点    運動部 福田講平
「雪国切り捨て」に反発  Jリーグへの秋春制導入 時間をかけ議論尽くせ

日本サッカー協会が、導入を検討しているJリーグ開催の秋春シーズン制(秋春制)移行について、コンサドーレ札幌をはじめ山形、新潟など降雪地帯のクラブやサポーターが反発している。秋春制が実現すると、新たに真冬の試合会場、練習場を整備しなくてはならない雪国のクラブにとって死活問題となるだけでなく、議論の進め方があまりにも強引だからだ。旗振り役である日本サッカー協会の犬飼基昭会長の一連の発言からは、「地方切り捨て」の考えが垣間見れる。

 「素人が社長をしているクラブもあるから困る」「J(リーグ)は協会傘下の一組織。(鬼武健二チェアマンは)頭が混乱しているんじゃないか?」
 自身の考えに反対する人たちへの日本サッカー協会会長の発言である。率直に言って、日本サッカー界のトップとしてだけでなく、一社会人としても礼儀を欠いている。
 秋春制は確かに日本サッカー界全体を考えるとメリットはある。「冬もいやだか夏もいや」というのが選手の本音だ。極暑の中での試合を回避する利点は大きい。記者も昨年七、八月に佐賀県で行われた全国高校総体を取材した際、「サッカーの試合をこんな時期にやるのはおかしい」と、暑さでふらふらになりながら思ったものだ。
 また、欧州とシーズンが同じになることで、移籍や、海外でプレーする選手の日本代表への召集がしやすくなる。
 だが、札幌にとっては、現時点ではデメリットだけと言ってもいい。札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)は、秋春制に伴う経費を約百億円を試算し「現実的に無理」と主張している。
 犬飼会長は、わざと刺激的な発言をすることにより、議論を活性化させようとしているふしもある。
 事実、秋春制についての記事が連日、スポーツ紙を中心に刺激的な見出しとともに各紙の紙面を埋めている。ある意味、計算通りにことは進んでいるかもしれない。
 降雪地帯のクラブとサポーターの反対も織り込み済みなのだろう。しかし、なぜ、ここまで反発するのかまで理解しているだろうか。
 それは、ただ、厳しい寒さがプレーにも観戦にもつらいとか、施設整備のために資金がない、というだけではない。「日本代表と本州のクラブにメリットがあるのだから、雪国はがまんすればいい」とでも言いたげな、ある種傲慢な姿勢が見え隠れするためである。
 利害が一致しない施策を導入しようとする場合、面倒でも議論を尽くし、時間をかけて妥協点を探っていくのが民主主義の原則だ。しかし、雪国の実情を理解しないまま秋春制導入をごり押しすれば、地方住民の感情を逆なでするだけで、しこりが残るのは間違いない。
 「ひと冬こっちで過ごしてみれば分かるんじゃないですか」。札幌の大塚真司選手が発したこの言葉に、雪国の住民の気持ちは集約されている。


post by だいごろう

22:46

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