2014年10月21日
昨日のファイターズ、 日本シリーズまで あと一歩だったのに 残念でした。 それでも CS最終戦まで もつれこませた訳で、健闘しましたよね。 コンサドーレも なんとしてもプレーオフに出て、下剋上を 成し遂げたいものです。 欧州サッカー、 2得点と絶好調の 本田に対して 大不振の 川島。 安定感が売りだったはずなのに、19日の試合でもファンブルにより失点。 代表戦を含めての このところのミス続き、いったい どうしてしまったのでしょう? さて、虹の岬の喫茶店、 千葉県房総半島、浦賀水道に面する明鐘岬に実在する 喫茶店 “岬”と、その店の女主人をモデルにした小説です。 この小説を原作に 映画「ふしぎな岬の物語」が作られました。 映画は正直退屈だったのですが、映画のレビューを読むと “原作は良かったのに・・・” という評価が散見されたので、読んでみました。![]()
小説は オムニバス形式の連作短編集となっており、珈琲と音楽の店らしく、5章までのタイトルには 有名な楽曲名が付けられています。( )内はその章の主人公です。 第1章 春 アメイジング・グレイス (母を亡くした父と娘) 第2章 夏 ガールズ・オン・ザ・ビーチ (進路に悩む学生と画家志望の女子学生) 第3章 秋 ザ・プレイヤー (泥棒さん) 第4章 冬 ラブ・ミー・テンダー (タニさん) 第5章 春 サンキュー・フォー・ザ・ミュージック (甥の浩司) 第6章 夏 岬の風と波の音 (悦子さん) 小説は 面白かったです。 岬の喫茶店を訪れる 様々な悩みや問題を抱えた人たちの 癒しの物語と言ってしまうと ありきたりですが、心が温かくなる作品でした。 一方で、老人の孤独死という問題にも触れていて、温かいばかりではないのも良かった。 映画はこの小説を基に、実在の喫茶 岬が火事で全焼したエピソードや、新たな登場人物と それにまつわるエピソードを加えて再構成したものです。 小説とは いろいろな設定やエピソードが変更されていますが、全体としては小説の方がずっと良かった。 特に タニさんの物語、甥の浩司の物語と エンディングは、映画と 本では 大きく異なるのですが、僕は本の方が好きです。 判りやすいハッピーエンドで終わらせたい という気持ちも判らないではありませんけどね。 映画の方は、吉永小百合を活かすための演出なのでしょうけれど、同じエピソードを扱っていても どうも薄っぺらいというか 作り物めいていて、共感できないところが少なくありませんでした。 甥の浩司にしても 何故 あのような設定に変更したのか 判りません。発達障害という現代的なテーマを盛り込みたかったのかもしれないけれど、原作のままで良かったのではないでしょうか。 春風亭昇太&小池栄子、往年のシンガーソングライターが ずらっと並ぶ 農村青年部のブラザーズ5などは 余計なサービスです。 やさしくて 品のある 女主人役は 吉永小百合に よく合っていましたが、演技は下手ですよね。 「北のカナリアたち」の先生と まるっきりダブって見えました。 一方で、笹野高史さんは良かったですよ。小説には無いエピソードですが、一番 印象に残りました。 原作に戻って、春夏秋冬と並んでいると 1年間の物語と思ってしまいますが、それぞれの章の間には それなりの年月が流れています。 先日の「ぶどうのなみだ」も そうだったのですが、時の流れを映像で表現するのは難しいですね。今作の映画では さほどの時間は流れていないのかもしれませんが。 結局、本よりも 映画の方の話しになってしまいました。 すみません。 (10/22 一部加筆修正)